塩穴寺

光明山 実相院 塩穴寺

住所 : 大阪府堺市西区家原寺町1-8-20(家原寺 清涼院の一角)
宗派 : 真言宗御室派
本尊 : 十一面観世音菩薩(腰蓑観音)
開創 : 慶雲4年(707年)
開山 : 行基菩薩
元明天皇勅願所。もとは常楽寺(じょうらくじ)と称す。
慶雲四年(707年)、行基菩薩が堺浦を訪れ、漁夫のために弥勒菩薩の土像を造り、仮堂に安置されたことに始まると伝えられています。
その後、和銅元年には村人たちが蘆原の海中より十一面観音菩薩の尊像を得て、弥勒堂におまつりし、和銅八年には本尊として正式に迎えられ、勅願寺となりました。
昭和20年の堺大空襲により堂宇を焼失しましたが、昭和24年に仮堂を建立。 さらに昭和40年、行基菩薩の住居地と伝わる家原寺・清涼院の一角に移転し、復興を果たしました。
茶室 実相庵は明治9年に開催された堺博覧会の際、会場である南宗寺境内へと移されました。 裏千家六代家元・千宗安(泰叟宗室/六閑斎 1676–1726)より塩穴寺宛にしたためられた書状(堺市博物館寄託)が残されており、千家とのかかわりがうかがえます。

詠歌

面白や さかひの浦に きてみれば 

なおもみちくる しおあなのてら

詠歌

面白や さかひの浦に きてみれば なおもみちくる しおあなのてら